解体業界における多重下請け構造がもたらす社会的な問題点は、以下のような点が挙げられます。
私たち、MIRAI 18 は、このような問題点に真正面から向き合います。
労働環境の悪化
多重下請け構造では、下請け業者がさらに下請けに仕事を出すことが一般的です。この結果、最下層の作業員にまでコスト削減の圧力がかかり、過酷な労働条件や低賃金が生じやすくなります。適切な休憩が取れない、必要な安全対策が講じられないといった問題が発生しやすくなります。
品質の低下
多重下請けが進むことで、各段階でのコスト削減が求められるため、解体作業の品質が低下するリスクがあります。手抜き工事や不適切な廃材処理が行われる可能性があり、それが社会的な安全リスクや環境汚染につながることがあります。
責任の曖昧化
多重下請けが絡むことで、事故や問題が発生した際に責任の所在が不明確になることが多いです。元請け業者、一次下請け業者、二次下請け業者など、どの段階で問題が生じたかを特定するのが難しく、トラブル解決が遅れることがあります。
法令遵守の困難さ
多重下請け構造では、法的な規制や労働基準を順守するのが難しくなる場合があります。特に、建設業に関連する法令(例えば、建設業法、労働安全衛生法など)が守られないケースが発生しやすくなります。
不透明な資金の流れ
多重下請けを通じて、資金の流れが複雑化し、実際に作業を行う作業員への報酬が適切に支払われないことがあります。また、不適切な資金の流れや脱税の温床となる可能性もあります。
これらの問題は、労働者の権利や安全の確保、環境保護、適正なビジネス慣行を促進する観点から、社会的に大きな課題となっています。
また、エンドユーザー様(発注者様)にとっても、「コスト増大・工期遅延・品質低下…」等不利益が生じやすくなります。
私たちMIRAI18は、こうした課題に正面から向き合い、解体業界に携わる職人やエンドユーザー様の社会的環境の向上を目指しています。